次の表は「1人平均喪失歯数の推移」です。これはひとりの人が平均で何本の歯を喪失しているかを表したものです。
ここでも35~39歳までは0.3本なのに、50~54歳では2本になっています。
喪失本数の方は1本目を失うと、その後は残った歯に負担がかかるのか、どんどん減っていく傾向が見られます。
数字にはっきり表れているように、40~50歳代で多くの人が歯を失っています。
失った原因は1位が歯周病(約4割)続いてむし歯(約3割)などとなっています。
40代、50代と言えば、働き盛りでお口のケアを気にしている時間はないかもしれません。
しかし、今まで酷使してきた歯にもちょうど疲れが出る時期だと考えて、ブラッシングなど日常のケアや、時には時間を作って歯の定期検診に通われてみてはいかがでしょうか。
その結果、仕事や日々の生活にいっそうの活力をもたらしてくれるかもしれません。